不安になったとき、私を助けてくれる「安心スイッチ」をつくる

ふとした時に、理由もなく不安になる。
急に心がざわざわして落ち着かなくなる。

そんな経験、ありませんか?

私たちは日々の生活の中で、さまざまな刺激を受けながら生きています。
忙しさ、人間関係、将来への不安。
心が疲れているときほど、ちょっとしたことで気持ちが不安定になりやすくなります。

でも、そんな時こそ思い出してほしいのが——
「自分の中に安心スイッチを持っておく」ということ。


安心スイッチとは?

安心スイッチとは、不安や緊張を感じたときに「自分を落ち着けるきっかけになるもの」のこと。
一言で言えば、自分をホッとさせてくれるもの・ことです。

誰かに頼るのも大切ですが、
「自分で自分を安心させる手段」を知っていることは、
どんな場面でも自分を守る力になります。


安心スイッチの具体例

安心スイッチは、人によって違っていてOKです。
自分にとって「ほっとする」「落ち着ける」と感じるものを、いくつか持っておきましょう。

たとえば…

  • 好きな香りのアロマを吸い込む
     ラベンダーやオレンジスイートなど、リラックスできる香りは嗅覚から安心を届けてくれます。
  • お気に入りのマグカップで、温かい飲み物を飲む
     あたたかさは、身体と心の緊張をほどいてくれます。
  • 柔らかいブランケットやぬいぐるみに触れる
     触覚を通じて、安心感がじわっと広がります。
  • やさしい音楽を流す/自然音を聴く
     静かなピアノ曲や、雨音・小鳥のさえずりなどもおすすめ。
  • 「大丈夫だったことリスト」を見返す
     過去に乗り越えた出来事を思い出すと、不安が少し小さくなります。

安心スイッチの作り方

  1. 「落ち着いた経験」を思い出す
     過去に「不安だったけど落ち着けた瞬間」には、どんな要素がありましたか?
     その中に、あなたの安心スイッチのヒントがあります。
  2. 五感を使ってリスト化する
     見て安心、触って安心、香りで安心、音で安心…
     五感に働きかけるものは、特に効果的です。
  3. すぐ手に届く場所に置く/目に入るようにする
     不安なときは、判断力も鈍くなります。
     「探さなくていい場所」に安心スイッチがあると、使いやすくなります。

まとめ:不安は消せなくても、やわらげることはできる

不安になるのは、悪いことではありません。
それだけ「心が何かを感じ取っている」証でもあります。

でも、不安に振り回されて疲れ切ってしまわないように。
自分で自分をあやす力=安心スイッチを、日常にそっと仕込んでおきましょう。

あなたの心にとっての「安心スイッチ」、
まずはひとつ、見つけてみませんか?